【報告】西日本豪雨被災地ボランティア

西日本豪雨で被災された方々にお見舞い申し上げます。
また、台風21号、北海道胆振地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

8月20、21日に西日本豪雨で被災された広島県にボランティアに行ってきました。
広島県は「安芸門徒」と言われる真宗門徒がたいへん多く真宗寺院もたくさんある地域でもあります。

今回は、東本願寺・真宗大谷派岡崎教区ボランティア委員会で第一次のボランティアを計画し3名が参加しました。今回は、西本願寺広島別院、安芸教区災害ボランティアセンターを通じて被災されたお寺の泥の書き出し作業などをしてきました。
広島別院で10名ほどのボランティアの僧侶・門徒で道具を車に積み込み、広島市内から30分程度の坂町の西昭寺さんに行きました。鉄道はJR呉線が甚大な被害を受けて運休。道路もところどころ寸断されていて仮設の道路を通り現地に入りました。
西昭寺さんのある小屋浦という地域は川がすぐ横を流れていますが、その川が増水し山からの土砂が地域をのみこんでしまいました。あたりは、道路だけは土砂がよけられ、なんとか通行できる状態でしたが、破壊された車が並べられ被災直後の生々しい状況が約1カ月半たっても未だ残されていました。
西昭寺さんも2階にある本堂は被災を免れたものの、1階にある庫裡などの建物はすべて土砂に埋まってしまったそうです。
私たち広島別院からのメンバーに加え、地域の門徒の方々なども合流し数十人で作業を開始しました。住職と相談し、私は庫裡の床下、壁を剥がし、入り込んだ泥を外へ運びだし、トラックで集積場へ運ぶ作業を一日することになりました。気温が35℃を超える中、リーダーとタイムキーパー係が15分おきに15分休憩を呼びかけ給水をしましたので、なんとか熱中症になることはありませんでしたが、汗が滝のように出て、4ℓ近く給水しましたがトイレに行くとがないくらい汗で水分が取られていきました。
昼食は地域の方が炊き出しを行ってくれましたので、おいし食事をみなさんでいただくことができました。9時から15時まで作業をし撤収しました。
住職さんによりますと、2日後の23日に豪雨被害者の四十九日の法要をお勤めするそうです。

毎日毎日この作業をされる被災された方々の身体が本当に心配になりました。
ほとんど報道されなくなっていますが、現在でもあまり状況は被災当時から変わっていません。まだまだ流れ込んだ土砂がたくさんあり継続的ボランティアが必要です。ぜひみなさんご都合がつけばボランティアの参加お願いします。

西本願寺広島別院・安芸教区災害ボランティアセンターhttp://saigai.aki.or.jp/

追記
8月20日夕方に広島入りしたので、夜、平和公園、原爆ドームにも行くことができました。
メンバーのうち20歳の方は広島に訪れるのが初めてだったようで平和についても語り合うことができました。
もう一点、お好み村でお好み焼きもいただきました(^^)



手前が川、堤防の上に土砂が残りその上に破壊された車が残る

少し前まで天上まで土砂で埋まっていた

床下はまだかなり湿っている状態

庫裡は頭の上まで水と泥に浸かってしまった

泥をかきだす作業を終日行う

作業中の私

西本願寺広島別院

ボランティアセンター

原爆ドーム

お好み村

「動く博物館」広島電鉄路面電車